からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み。
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLBAOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
【福岡県福岡市南区・女性・?代】
「羽毛布団を見せて下さい」とご来店。
今も羽毛布団は使っているとのことですが、買い替えを検討されているそうです。
西川リビング羽毛布団
ハンガリー産シルバーマザーグース93%/ダウンパワー430/側生地:綿100%/重量:1,2キロ
ロマンス小杉羽毛布団
カナダ産コロニーホワイトグースダウン90%/ダウンパワー400/側生地:綿65%/重量:1,2キロ
ロマンス小杉
イングランドホワイトダウン93%/ダウンパワー390/側生地:綿100%/重量:1,6キロ
を棚から取り出し比べて頂きました。
目視だけではもちろん分かりませんから触って頂きます。
しかし、羽毛布団を触っただけで何が分かります?私は長年寝具業界に身を投じていますが今でも羽毛布団を触っただけでは何も分かりません。大切なのは、実際に体に掛けて体感してもらうことです。
掛けたときにキルティングの仕方一つ、側生地一つで肩すきが出てきたり、同じ羽毛の重量でも側生地一つでその体にかかる重さも変わってきますし、側生地の音なども気になるところです。羽毛布団とYahooで検索すると、123,000,000件ヒットしました。ですが、どれも同じ羽毛布団と名が付けどどれも同じではないということです。
すると、ロマンス小杉から発売されている、羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立ての羽毛布団(ロマンスナイト)は、初めての着心地寝心地だったらしく・・・。
「この羽毛布団って体にぴったりきますね・・・」と言われました。
「そうなんですよ。羽毛を真綿で包むことでドレープ性が増して体の凹凸にフィットしていくのですよ。そして寝返りしてみてください」
「こうですか?」
「はい。寝返りしてもあら不思議!隙間ができにくくフィット性を保ってくれます。フィット性を保ってくれるということは、肩口からの冷たい冷気の侵入も通常の羽毛布団よりは断然防いでくれますから暖かさをキープしてくれます。」
「へぇ~凄いですね。この羽毛布団」
「この羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立て羽毛布団はもう発売されて20年はなるんですよ。この羽毛布団が発売されたときには、私も感動したんですよ。私が結婚したときには絶対にこの羽毛布団を将来の嫁さんに持ってきてもらおうと思ったんです。そして結婚が決まった時に、その時にはまだ妻じゃないけど(笑)この羽毛布団持って来てと名指ししたんですよ。」
「えっ?お布団屋さんに嫁いで来るのだからお布団は持ってこなくていいんじゃ・・・」
「いやいやいやいや、ちゃんと私も結納金を渡してますから・・・(笑)おふとんは、コレを持って来て下さい。掛けカバーはこれにしてください。肌布団は・・・御座布団は・・・と言いまして、妻はうちのお店で寝具一式揃えてくれました」(笑)
値段も値段なので・・・。
「この羽毛布団買ったら一生ものですよね」
「いや、すいません。一生物ではないんです。それは、50万円の羽毛布団を買おうが100万、200万、300万の羽毛布団だろうが一生物ではないんです。でも使おうと思ったらもちろん使えますよ。でも買ったとき同様の暖かさ気持ち良さをキープしようと思ったら、やはりリフォームをしっかりしないと落ちていきます。また、羽毛布団と名がつけど、リフォームするよりは買い直した方がいい場合もあるんですが、羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立ての羽毛布団は、今後リフォームして使い続けることができる価値がある羽毛布団には間違いありません。」
「そうなんですね」
で、更にまたもう一度掛け比べをすると・・・。
「やっぱりこのフィット感がいいですね~」
「でしょう~でしょう~でしょう」
「この羽毛布団欲しいです」
「ありがとうございます」
「でも、良いのがあれば買ってもいいかなと思っていたんですが、かなりな予算オーバーなので・・・そこまで持ち合わせがないんですよ」
「配達したときでもいいですよ」
「配達もしてくれるんですか?」
「はい。配達もしますよ」
「配送料って?」
「配送料ですか?無料ですよ。また使わなくなった羽毛布団も無料で引き取りますよ」
「いいんですか?」
「もちろん。いいですよ」
「じゃあ配達したときにお支払いします」
ご購入くださいまして午後一より配達します。
丁度お客様と入れ違いで助手が出勤。
早々に羽毛布団をたたんでもらいました。
そして棚に羽毛布団を片付けて貰いました。
羽毛布団の配達準備に取りかかりました。
羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立て2in1羽毛布団の構造。
羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立て2in1羽毛布団は天然の三層構造です。羽毛を真綿(シルク)で包むことで、側生地の通気性を損なわないダウンプルーフ加工はしておりません。ダウンプルーフ加工をしなくていいんです。
掛け布団で大切なことは、ただ暖かければ良いというだけではいけません。暖かいと汗をかきます。それは液体ドバドバの汗ではなく、不感蒸泄という気体(水蒸気)としての汗です。その汗を素早く吸湿してくれるのは、真綿(シルク)の下層部分0,6キロ部分。その真綿(シルク)は、放湿性も得意ですから、放湿した汗を羽毛がさらに吸湿し放湿してくれます。最後にまた真綿(シルク)0,2キロが吸湿し布団の外側へ放湿することで蒸れて暖かいのではなく、蒸れずに暖かいから快適な保温性はそのままキープしてくれます。また真綿(シルク)・羽毛・真綿(シルク)の三層構造にすることで、真綿(シルク)と羽毛の間に空気層ができ、その空気層が2段になっていますのでこれまた保温性をキープ。
ありがとうございました。
秋冬によく風邪をひきやすい人は、いろいろな原因が考えられるでしょうが、寝具の観点から言わせて頂くと、今お使いの寝具の吸湿性・放湿性が悪いために暖かくなりすぎてその汗の逃げ場所がなく、汗冷えからの寝冷えにつながり風邪をひくことも考えられますのでお気をつけくださいませ。
また、お客様が購入された羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り仕立て2in1羽毛布団の柄は、ヴィクトリア&アルバード博物館所蔵の柄Way(ウェイ)
1883年モリスによるデザインです。インディゴ抜染を用いた家具用布地。ウェイ川から名前がつきました。花は縦横に配置されているが、斜めに進むつるによって結ばれ、伸び広がっていくような揺らぎが特徴なのです。モリスは、V&Aで見たイタリアのルネッサンスのベルベッドにインスパイアされ、この頃より斜めに連続していくパターンを使いだしたそうです。